2009年12月15日火曜日

チャムラン山の会30周年記念行事

チャムラン山の会30周年記念行事

11月14日(土)金沢市民芸術村研修室にてチャムラン山の会30周年記念行事が行われました。

13時30分からは永年会員表彰などの記念式典。

14時から北アルプス最北端の朝日小屋管理人の清水ゆかりさんを講師に迎えての記念講演。
管理人を引き受けるに至った経緯やご自身の山との関わり、また山小屋を訪れる登山者の意識の変化などを語っていただきました。
参加者は各会会長様はじめ招待客と他会からで約15名、チャムラン関係者(現役会員・OB)が約35名でした。

17時30分からは市民芸術村内のれんが亭で30周年記念パーティーが行われました。
スピーチや清水さんへのバースデーケーキ贈呈(偶然にもこの日が誕生日だったそうです)もあり出席者には楽しんでいただけたのではないかと思います。


 

 

2009年12月11日金曜日

事故対処講習会が開催されました

「いざという時のための知識や安全対策を学ぼう」
との目的で毎年行われている事故対処講習会が今年も行われました。
以下、報告です。
 

事故対処講習会報告事項

○開催日時 平成21年11月29日(日) 9:30~15:00
○開催場所 石川県石川郡野々市町本町5丁目4番1号
野々市町文化会館フォルテ 
内容
1. 山岳遭難事故を起こさないための留意点・・・講師めっこ 村中
・道迷いなど具体例をあげての事故検証
2.救助の要請について        ・・・・講師めっこ 村中
・事故発生から救助まで
・ヘリコプターレスキュー
3.セルフレスキュー         ・・・・講師チャムラン 石井
・いざという時の対処法
4.家族や仲間の対応と事故の後始末  ・・・・時間上講義省略

その他 ・救急用品、事故報告書の展示
・アンケートによる分析、チェック
・今年の事故者への黙とう

参加者
31名 (内 講師2名 教育遭対4名 会長1名)
金沢ハイキングクラブ 11名
こだま山岳会     8名 + 一般1名
白山フウロ山岳会   3名
めっこ山岳会     2名
でんでん虫クラブ   3名
小松ブルーベル    2名
チャムラン山の会   1名
山中山岳会      0名

参加者は31名で、金沢ハイキングクラブ、こだま山岳会の方に多く出席
していただきました。内容は基本的な事項ですが、ほとんどが重要なことでした。また質も量も多く、すべてを詳しく講習することが難しく机上で重要なところを中心に講師の方に講義していただきました。
今後は、県連でポイントを絞り講習会を開催する方針で進めることが望ましいと思います。また、今回の資料等を基に、各会で勉強会や初心者への指導に役立てれば良いと思います。

★講義中に回収した事前アンケート

1.講習用アンケートについて 27名( 88点~130点 平均108点 )
(参加者の事故対処の取り組みについて事前にチェックしてもらい回答)
アンケート結果
登山準備として計画書の提出や装備については良好ですが体調管理にまで十分気を付けているとは言えない。準備体操もしてない人が半分いる。
救助要請については実際経験したことがない人がほとんどのためか知らない人が多かった。
セルフレスキューもできると答えられる人は2割程度、事故の対処の仕方も2割程度しかおらず、今後の課題と思われる。

2.事故経験についてのアンケート
体験談として講義に使用したかったが時間の都合上使用せず。今後のヒヤリハット例の参考としたい。

★講義後のアンケート

対象者登山歴
0~3年 6名
4~9年 5名
10~19年 5名
20年~ 5名
・講習会、講義内容についてはやや満足・普通が多かった
・事故防止、セルフレスキューとも参考になったとの意見が多かった。
・内容量が多いため今後はポイントを絞り深くやったほうがいい
・事故に対する考え方は少し変わった、気が引き締まったの意見が中心
・山行に役立つかの意見は20年以上の人で少し役立つが2名いたがほとんどの人は役立つ以上の回答
・講習内容の生かし方 登山歴の短い方は独自で勉強したい、長い人は会での講習、初心者の指導に役立てたいと回答
・今後の講習については、実技を取り入れての意見が断然多く外部講師の要請やビデオも希望があった。
・今後、対象者を絞ったほうがいいですか?との意見については、登山歴が短い人はジャンル別の希望が多かったが、長い人程、大切な事だから全員が受けるべきで絞らないほうがいいと言う意見が目立った。
・今後の講習希望は、無線・レスキュー・天気・読図など実技的なものが中心

(教育遭対部 稲実)

2009年12月9日水曜日

北陸地区 雪崩講習会「机上」

日時:12月6日(日)
場所:松任総合公園
北陸地区 雪崩講習会「机上」が開催されました。
講習会の参加者は25名。
午前中は、中山先生の机上講習
そして午後からの雨の中、ビーコン捜索の訓練を行いました。

講習会では、最新のビーコンのお話もありました。
ビーコンの主流はすでに3本アンテナのデジタルビーコンへと移行中。私が持っている1本アンテナのアナログビーコン(アルペンビーコン1500)は化石!、という事は決して無く、ちゃんと使いこなせれば捜索は問題ありません。ただし、使いこなすための練習は必須です。
しかし複数捜索などという時には、最新のデジタルビーコンに負けます。
あと、ピープスから出ている「フリーライド」。安価なシングルアンテナのデジタルビーコンですが、寒冷地で行った実験では、フリーライドから発信している信号を他のビーコンで受信できなかった事例が報告されています。個体差の問題なのか、それとも根本的な問題(発信電波が弱い、発信間隔が長いor短い、等)があるかもしれませんが、購入を検討されている方は注意してください。